パニック障害

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心の病気
からだの病気に関しては気を配るのに、心の病気には関心が低い傾向があります。それは、ちょっとした気持ちのもちようで調子がかわるため、気力で治せると思っている人が多いからでしょうか。確かに、上手な気分転換や気にしないようにするとことは大切です。しかし、心の病気もからだの病気と同じで、がまんして悪化させる前に専門医の治療を受けることが大切です。心の病気については、精神科や神経科が専門ですが、これらに加えて心療内科を設けて対応してくれる病院も増えました。
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パニック障害
突然動悸が激しくなり、息がつまるほど苦しくなって「死んでしまうのではないか」と強い不安に襲われたり、恐怖のあまり叫びだしたりするのがパニック障害です。男女ともにみられますが、女性の割合が多いようです。日本では30代くらいの女性に多くみられます。症状は非常に多彩。動悸や胸の痛み、息切れ、息苦しさ、窒息感などの心臓・呼吸器の症状、吐き気、腹部の不快感などの胃腸の症状、めまい、ふらつき、気が遠くなるような感じ、体や手足のふるえなどの神経症状、発汗、冷感・熱感などの全身症状、それに、現実感の喪失、死んでしまうのではないかという恐怖、発狂してしまうのではないかという恐怖、などの精神症状がみられます。このような症状が前触れもなく突然始まり、10分以内にピークに達するものをパニック発作といい、パニック障害はこのようなパニック発作を繰り返します。発作が起きて意識を失ったり、救急車で運ばれたりしても、病院に着いた頃には発作もおさまり、検査をしてもどこにも異常が見当たらないのがこの病気の特徴。重症な病気でもパニック障害で命を落とすようなこともありません。なぜ、このようなパニック障害が起こるか原因は不明ですが、遺伝的な素因や脳内の化学伝達物質であるノルアドレナリンやセロトニンが発作に関係しているのではないかという説が有力です。パニック障害は、薬が効き、発作を抑えることができる病気です。抗うつ剤と抗不安薬などを組み合わせて使いますが、薬を飲み始めると早い場合は数日で効果が現れます。それとともに、認知行動療法といって、これまで患者が避けていた場所などにあえて出かけていって、慣れさせることも非常に重要な治療です。信頼できる人に見守られながら、少しずつ慣れさせていきます。
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