副腎皮質ホルモン剤

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薬の部屋
副作用の問題だけでなく、薬を使っていると、不安点や疑問点がわいてくることもあるかもしれません。そんなときは、遠慮せずに医師に相談してみましょう。医師の側での、薬を処方しながら、効果があるかどうか、常に気を使っています。実際に薬を使っている患者の声は大切な判断材料でもあります。基本的に不必要な薬が処方されることはありません。ただ、市販薬に比べ、病院の薬は見かけの上の量が大くなりがちです。市販の薬では1錠で複数種類の薬が含まれていますが、病院で処方される薬のほとんどは1錠に1種しか含まれていないからと覚えておきましょう。
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副腎皮質ホルモン剤
 どんな薬で、どんなときに使うのか?
副腎皮質ホルモンは、腎臓上部いある副腎の皮質(いちばん外側)の部分から分泌され、生命を維持するのに必要な物質です。この物質を化学的に合成したものが副腎皮質ホルモン剤です。強力な抗炎症作用、抗アレルギー作用を持つ薬で、ほかに止血作用、人体に加わったストレスに対する抵抗力を強くする作用、免疫抑制作用(免疫反応を抑える作用)などの働きもあります。副腎皮質ホルモンが欠乏しておこる病気(急性副腎不全、アジソン病、下垂体機能低下症など)に対して、不足したホルモンを補うために使われるほか、実に多くの病気や症状の緩和に使われる薬です。たとえば、亜急性甲状腺炎、慢性関節リウマチ、リウマチ熱、エリテマトーデス、ネフローゼおよびネフローゼ症候群、心不全、気管支ぜんそく、潰瘍性大腸炎、限局性腸炎、再生不良性貧血、白血病、顆粒球減少症、紫斑病など。副腎皮質ホルモン剤は効果が強力である反面、副作用も強い薬です。そのため、ほかの薬では効かない場合にのみ使用し、症状を一時的に抑える目的で使われることが多い薬です。飲み薬のほか、坐薬もあります。
 注意すべきことは?
重い副作用をおこすことがあるので、回数、服用期間については医師の指示を厳しく守り、自分でかってに増量したり、中止したりしてはいけません。股また、医師の指示に従い、定期的に検査を受けてください。服用中はナトリウムが蓄積されるので、減塩食をとるようにし、アルコール類を控え、たんぱく質やカリウムの豊富な食事をとるようにします。各種の病気により、薬を使用できなかったり、使用量を減らしたりする場合があるので、過去、現在の病名を必ず医師に伝えてください。妊娠中や授乳中の人も必ず申し出てください。また、小児の場合、薬によって発育抑制が現れることがあるので、慎重な投与が必要です。ほかの薬と服用するときは必ず医師に相談してください。たとえば、バルビツール系催眠鎮静剤、抗凝血剤、血糖降下剤、利尿降圧剤などと併用すると薬の効果が弱まったり、副作用が出やすくなります。服用中に予防接種を受けても効果はなく、神経障害をおこすこともあるので避けてください。
 副作用は?
消化不良、視力低下、口やのどの渇き、頻尿、食欲増進、体重増加、神経過敏、不安感、多幸感(感情の病的高揚)、不眠症、発疹、めまい、胃・腹部・背中の痛み、発熱、吐き気、嘔吐などの症状が現れることがあります。もし、気になる症状があるときは、早めに医師の相談してください。この薬を長期間服用していると、むくみやムーン・フェース(満月様の顔)が現れたり、糖尿病が悪化したり、感染症にかかりやすくなったり、胃・十二指腸潰瘍をおこすことがあるので検査を必ず受けましょう。
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